【元転職エージェントが語る】メンタルの病気は応募先に伝えるべきかどうか

しごと・キャリア

こんにちは、元転職エージェントのmofumofuです。
精神障がい者雇用のサポート業務もやってました。

転職活動にあたり、メンタル系の疾患をエージェントや応募先に伝えていいのか迷われている方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。

転職サポート、職場サポートの現場経験のある私から、考え方の1つの基準をお伝えします。

目次

・配慮が必要なら伝えた方が楽
・手帳があるなら障がい者雇用枠で働くのも手
・エージェントに伝えて、応募先に隠すのはNG

●配慮が必要なら伝えた方が楽

大前提として、持病を伝えるかどうかは求職者の自由です。

ただ、配慮を求めるなら事前に伝えた方が良いです。

▼こんな場合は伝えた方が良い
・双極や鬱、気分障害等で横になる時間が必要
・通院のため平日に定休日が欲しい
・フルリモートが望ましい場合
・てんかんで意識を失う可能性
・電話業務が困る場合
・リアルタイム応答の業務が困る場合
・何かあった時の緊急連絡先(通院先)の共有が必要な場合

障がい者として、変なレッテルや決めつけをされたら嫌な気持ちは痛いほど分かります。
それが原因で落とされたら、、とも思いますよね。

ただ、就業中に自分が働きやすいかどうかの方がずっと大切じゃないですか?
無理して取り繕うほうが後々困ると思う場合は、先に話しちゃいましょう。

面接時には、配慮が必要な点と自分がどのように対処や工夫をしているのかを具体的に伝えましょう。

それで落とされるなら、それまでの会社なんです。

●手帳があるなら障がい者雇用枠で働くのも手

障がい者の法定雇用率は、どんどん引き上げられてます。
2024年7月現在、40人に1人は雇用する決まりです。

手帳を持っている方なら、応募先に伝えてその枠での雇用を目指すのもアリです。

エンジニアの方など、一般就労の方以上に稼いでいる方を私は何人も見てきました。
手に職を持っている方は、企業側のニーズも高い傾向があります。

●エージェントに伝えて、応募先に隠すのはNG

これは元転職エージェントとしてのお願いなのですが、、

「エージェントには障がいを伝えて、
応募先企業には障がいを隠して紹介するよう依頼する」
これはやめましょう。

例えばてんかんを隠して、勤務中の運転で病気による事故が起きてしまったら、、?
事前に病気を会社が知っていればリモートやタクシー移動を徹底できていたのに、エージェントぐるみで隠したことで防げたものも防げず大きな事故に繋がってしまいます。

安全な就労に必要な情報を隠し、リスクを企業や転職エージェントに負わせてはいけません。

どうしても知られたくないなら、周りの配慮が無くても問題がない仕事かよく確認をして、エージェントを通さず自分で応募することです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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