こんにちは、元転職エージェントのmofumofuです。
今の仕事や職場に嫌気がさして、転職を考えている方は多いのではないでしょうか?
私は嫌な職場なら辞めちゃえば?と思う派です。
ただ、やみくもに理想だけを追い求めるような転職には反対しています。
ではどう転職先を考えれば良いのか。
私はやりたくないことを先に書き出して、その条件の中で理想に近いところを探す転職活動をお勧めしています。
ご興味のある方はぜひご覧ください。
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目次
・なぜ理想を追い求めると失敗しやすいのか
・「やりたくないこと」があなたのリアル
・「やりたくない選手権」からの職場さがし実例
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●なぜ理想を追い求めると失敗しやすいのか
転職エージェント時代に求職者と面談をしていて感じたことの一つが、
「転職先を探す前に、自分の本心をみつめた方がいいんじゃない?」ということでした。
「(本当は人間関係が嫌だったけど)、新しい事業にチャレンジしたいんです!」とか、
「(本当は残業が嫌だったけど)、より大手で条件よく仕事がしたいです!」とか。
本心とは裏腹に、自分の情けない面を見せるまいと聞こえのいいことしか言わない。
ほんとにそんな調子で転職先を探しちゃっていいの?って思ってました。
その本音を引き出すのもエージェントの腕なので良いんですけどね。
あと自分の理想郷のような職場があると期待している方も多かったです。
「年収は今より100万アップで、人間関係が良くて、残業が無くて、家から近くて、上流の職種で、有名な大手で、、」
転職活動の軸や優先条件が、自分の中で定まってないんですよね。
そんな状態だと、どんなに良い職場に行っても「なんか思ってたのと違う。」とずっと不満を抱え続けることになります。
「不満が一切生まれない、理想郷のような職場はどこにも無い」、
そこからスタートしないと始まらないんです。
私が思春期に読んで、今でもその通りだなと思える内容が盛りだくさん。
引用:
とかく日本人は、諸外国の人々に比べて、仕事を実際以上にきれいなものに見てしまいがちだ。仕事を「生活に必要なお金をかせぐ手段」と考えず、「自分たちの生きがい」とか「みんなのきずな」みたいにとらえてしまうんだ。
仕事をする人に「生きがい」をあたえるために、仕事があるんじゃない。社会が必要とするからー仕事をしてもらわないと困る人々がいるからー仕事がある。みんなが仕事に「生きがい」を求め始めれば、多くの人は「生きがい」から見放されてしまう。
「仕事に生きがいを求める生き方」ばかりもてはやされているのは、はっきりいって間違っている。
勤勉さが美徳とされた昔でも「仕事が終わったあとは「仲間と安酒でいっぱいやるのが楽しみ」という生き方が、むしろふつうだったんだ。
自分に何が必要で、何が必要じゃないかわかってないから、そういうことになるんだ。
●「やりたくないこと」があなたのリアル
ではどうすれば「今よりマシで、納得のいく職場」が見つかるでしょうか。
答えは簡単で「やりたくないこと」を書き出せばいいんです。
とりあえずやりたくないことを書き出してみましょう。
例えば、、
・意地悪な上司や同僚と一緒に仕事をしたくない
・残業や休日出勤はしたくない
・1時間以上の通勤はしたくない
・営業はしたくない
・クレーム対応はしたくない
どうでしょうか。
けっこう具体的にあがってくるはずです。
●「やりたくない選手権」からの職場さがし実例
上記例からで、一番嫌なことから順位づけすると、、、
例えばこんな感じ。
①意地悪な上司や同僚と一緒に仕事をしたくない
②営業やクレーム対応はしたくない
③1時間以上の通勤はしたくない
④残業や休日出勤はしたくない
そこから、転職先の条件を作ってみます。
①意地悪な上司や同僚と一緒に仕事をしたくない
→人間関係はガチャだから何とも言えないが、人が流動的でない職場(異動がない)や、チームプレイが必須な職種は避ける(医療・介護職、ブライダルやホテル、飲食や旅行業界の接客職種など)
→個人商店な職種も検討する(ドライバー、ライター、(実は)転職エージェントなど)
②営業やクレーム対応はしたくない
→条件から「営業」「コール業務・受付業務」等を除外する
③1時間以上の通勤はしたくない
→googlemapの経路で1時間圏内の職場を探す
→在宅ワークの職場を探す
④残業や休日出勤はしたくない
→固定残業制度をとっていない職場にする
→思い切って派遣社員やパート職員にしてみる
どうでしょうか。
▼こうしてみると結構みつけやすい条件じゃないですか?
・人が流動的でない職場や、チームプレイが必須な職種は避ける
・「営業」「コール業務・受付業務」等を除外する
・googlemapの経路で1時間圏内や在宅の職場を探す
・固定残業制度をとっていない職場にする
よくある、
「有名な大手企業で年収800万以上」、
「新規事業の企画職で活躍」、
なんて条件より、
よっぽど本音があらわれていて現実的になったかと思います。
いわゆる理想の条件はあなたの「やりたくないこと」を避けてはくれません。
(ちなみに、「貧乏暮らしだけはしたくない」の一点で外資コンサルにいった友人もいます。避けたいことが貧乏ぐらしならそれもアリです。)
なりたい自分・理想像を目指すのは悪いことではありません。
ただそれを第一条件にするにはあまりにも危ないんです。
まずはやりたくないことを書き出して条件を絞り込み、そこから理想に近い職場を探しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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